MRI・MRA検査でだいたいの原因が分かる
脳神経外科でMRI・MRAの検査を受けました。MRIは脳の断面図を見ることができ脳卒中(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血)の確認ができるそうです。
MRAは脳の血管を立体的に映し出すことができ、脳の血管の異常を調べることができるそうです。
私の場合、最初にMRIの結果を教えていただきました。「脳梗塞・脳出血・くも膜下出血にはなっていない」と言われましたが、MRAの結果では、本来映るはずの血管の一部が写っていないことが判明しました。
何ということでしょう!画像を見ると太めの血管が途切れちゃってるわけです!
血管が途切れて映るというのは脳の血管が細くなっている可能性があるということを先生から教えていただきました。その細くなっている部分に何らかの理由で出来た血栓が詰まり、一時的に脳の血流が止まり呂律が回らなくなったのではないかという事でした。
血管撮影を行えばより詳しく分かる
その後、精密検査をするために検査入院しました。
その時に行ったのが脳の血管撮影です。血管に腕や足の付け根からカテーテルを入れて(私の場合は腕から入れました)脳の血管に造影剤を流し血管を詳しく撮影します。
その結果、明らかに血管が細くなっている部分が見つかり「中大脳動脈狭窄症」という診断が下りました。
字のまんまですが脳の中にある中大脳動脈という動脈が細く狭くなっている症状のことです。
脳の血管が細くなっていたのが原因
中大脳動脈狭窄症なので脳の血管が細くなっています。そこに何らかの理由で流れてきた血栓が10分ほど詰まって脳への血流がストップしたということが一過性脳虚血発作(TIA)の原因だったというわけです。
そして10分後に運良く血栓が流れていったので脳への血流が再開し、無事に今こうやって生活できています。
改めてこうやって書いていると本当に運が良かったんだなと再認識しました。